ありのままの軽度自閉症児の子育て

知的障害のない自閉症(自閉度は軽度)+ADHDの長男はるぽんと出産翌日から発達不安の次男ゆうたんについてのブログです。ブログ名はいつか変更します。

普通の学校に入れたらいじめられちゃうよ~障害児のいじめ問題

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 ニュース

昨日の朝、複雑な気持ちになるニュースを見つけてしまいました。

※ニュースのリンクを貼っていたのですがリンク切れになっていました。

「2020年1月26日 いじめ 支援学級」で検索していただければ事件の内容が詳しく出てきます。 

 

簡単に内容を説明すると

支援学級に在籍していた知的障害のある子が交流学級でいじめにあっていて

結果的に転校することになってしまったという事件です。

障害のある子をもつ親として全く持って他人事だと思えません。とても悲しいです。

 

療育ママといじめの話

療育のママともこういった話になったことはありました。

そのママは肢体不自由(知的障害も併発の可能性あり)の女の子のママで

「うちの子は絶対普通の学校には いれない。いれたらいじめられちゃうから。」

と言っていました。

 

私が「はるぽんは多分地域の学校に行くことになるんじゃないかと思ってる」

と伝えると

「いじめられちゃうよ。それでいいの?」と言ってきました。

 

そのママは知的障害がなければ(療育手帳がなければ)支援学校にはいけないし、知的障害があっても軽度の場合は支援学校には行けないことを知らなかったので

そんなことを言ってきました。

※私の住んでいる地域の場合です。地域によっては軽度でも通えるところもあるようです。

 

別のママは中学生の上のお子さんから「○○(弟)は障害があるなら絶対普通の学校にいれないで。いじめられちゃうから。」と複雑そうな顔で言ってきたということを話していたこともありました。

 

はるぽんはおそらく普通の学校しかいけない

私もはるぽんの障害が発覚した当初は絶対支援学校にいれようと思っていました。

理解ある場でのびのび学校生活を送ってくれればいいと思っていました。

ですが今現在の成長からいくと支援学校には行けないです。知的障害がないので療育手帳が取れません。(前にも書きましたが、支援学校へは療育手帳がないと行けないです。療育手帳があっても軽度の場合は地域の学校に進学することになる地域です。)

そうなると地域の小学校の普通学級か支援学級かということになります。

擬態できるようになって普通の子の中に完全に紛れてしまえるようになるのだったらいいけれど、どの位成長するかはまだまだわかりませんし不安しかありません。

 

今も想定外の言動をしたりするところはあって「3歳だから」で今は誤魔化せているけれど小学生になってもそのままのこともあるかもしれないのです。

そうなったとき同級生のリアクションを考えるとはるぽんがいじめられることもあるかもしれないと思います。

不思議な子ということからのいじりからいじめになってしまうのではないか…

 

事件に関してネットの意見

この事件に関しての掲示板などを見ると障害者は障害者の学校にいけばいいのになどの意見がありました。

支援学校を望んでも地域の小学校に行くしか道がない子がいるってこと世間は知らないんだなと改めて思いました。(私も調べるまで知りませんでした。療育のママだって知らなかった。)

 

私が思ったこと

この事件に関してはいじめが分かっているなら交流級に無理に行かせなくても良かったのではないかと思いました。方針とか教員の数的に無理だったのかな。

色々難しいのかもしれないけど先生たちがちょっと気を使ってくれれば解決できることもあるはずなのに。(普通の学校に求めていい配慮のレベルを超えてたらすみません。)障害のある子にだって心はあります。子どもの心を守ることが1番大切だと思うんです。それ以外のことは取るに足らぬ小事だといってくれる男気溢れる昌平君のような人はいなかったのだろうか… なかなか難しいか。

 

あとは障害がある可能性があるのに認められず普通学級にいれてしまう人が意外と多いことも知りました。そういった人に思う所がある人が多いみたいです。

必要な支援をきちんと受けている障害のある子に対する偏見も増長しそうだし、その子本人のためにも親は支援の必要性を認めてあげてその子に必要な支援をしてあげて欲しいです。

 

 私自身、これまでの人生で障害のある人に対して理解があったとは言えないです。

子どもに障害があったからこそ障害者の人に対しての理解も進んだ様なところがあります。(発達障害、知的障害がどういうものなのかさえ曖昧でした。)

 

障害児の親になったからこそ思うことでこれまでの人生を振り返ると本当に勝手な思いですが障害のある子がほんの少しでも受け入れられる世界になってほしいなと思っています。この子はそういう子だからいいんだよって。息子のはるぽんがいじめられたくないのです。

たとえ受け入れられなくてもちょっと変わっている所があるからっていじめはしないであげて欲しいのです。

障害ってなんなのか、知ることで変わってくることもきっとあると思います。

例えば電車の中で独り言を言っている人がいたとして、何も知らなかった頃は「怖い」と思ってしまっていましたが知識をつけてからは「自分を落ち着かせようとしてるのかな」とか考えるようになりました。

最近民放の番組でも発達障害のことを特集したりしてくれているのはとても嬉しいことです。その番組をみた大人がお子さんになにか話してくれるだけでもほんのちょっと世界が変わっていくといいな。

 

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