ありのままの軽度自閉症児の子育て

知的障害のない自閉症(自閉度は軽度)+ADHDの長男はるぽんと出産翌日から発達不安の次男ゆうたんについてのブログです。ブログ名はいつか変更します。

生後10ヶ月から1歳まで

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今回ははるぽんの生後10ヶ月から1歳までの成長記録です。

 

 

 

生後10ヶ月

完全に一人で立ち上がりました。そしてあっという間に10歩以上歩けるようになりました。

ハイハイで後追いをたまにするようにもなりました。

そっと近づいてささやき声で呼びかけると振り向きませんでした。(母子手帳の項目)

 

 

後追いをするようになったことに関しては少し安心したんです。

後追いについて調べてみると自閉症の赤ちゃんは後追いをしない場合が多いようだったので。

ただはるぽんの場合、追いかけてはくるものの別に私の所まで来たときに目を見てくれないしやり取り感がなかったんです。

喜びもしない…

そこは無の世界。

 

色々調べてみると自閉症のこだわりからくる

同一性の保持というものからはるぽんは後追いをしているのではないかと思うようになりました。

つまり「母親が常にそばにいる」という環境が変わることが嫌で

同じ環境を保とうとすることから後追いをしているという状態。はるぽんはまさにそんな感じでした。

母親がいればとりあえずそれでいいという感じ。

 

そしてこの頃、病院での健診もありました。

病院でも先生の方ではなく机の上の書類ばかり見ていたので

やはり…と思って目が合わないことを相談してみました。

ですが「0歳じゃわからないよ」と一蹴されてしまいました。

普通の小児科もやってる内科だったので専門ではないからかあまり相談にはのってくれなかったです。

 

生後11ヶ月

方向転換もして笑顔でよちよち歩いていました。

物凄く美味しい果物をあげても笑わずビックリした感じで真顔で食べ続けていました。(表情が乏しい?)

外食に連れて行くと落ち着きがなく大変でした。

なぜか指さしが出ました。(勝手にやってましたがおそらく発見の指さし)

 

一人遊びが多く試しに放っておいたらどれくらい一人で遊んでいるか見てみようと思いました。

結果、1時間半以上車のタイヤを見ていました。

母親を一切気にしません。さすがに1時間半を超えた段階でこちらの世界に戻しました。

 

1時間半以上車のタイヤに集中するって 絶対普通じゃない…

普通の子でも一人遊びできてそれに夢中になるお年頃のようでしたが

普通はしばらくすると親の様子を伺ったりするものらしいのです。

1時間半タイヤなんておかしいです。寝そべって横からタイヤみてるんですよ!

 

指さしは出たし自閉症の子の症状と違う所もあるけど明らかに普通じゃないかも…

もうノイローゼに近い状態になってしまい保健師さんに電話で連絡しました。

 

はるぽんの目が合わないことその他もろもろが気になるので接し方などを

個別に専門の方に相談をしたいことを伝えました。

 

その際、親子教室に通っていたことを告げると

「親子教室にくる子でちょっと気になる所がある子は保健師の間で話題に出たりします。でもはるぽんくんのことは話題に出たことがないです。

まだ障害かどうか判断できる月齢でもないし様子を見てあげて。来月集団のときにお話を聞きます」という結論に。(もちろんもう少しやり取りしましたし優しい言い方でした。)

うーん、親子教室のときのはるぽんはおもちゃで夢中で遊んでいる所ばかりだったから

ある意味気にならなかったのかなと思いましたが結局もやもやしたままですが

様子を見ることになりました。

 

 

そして1歳に

母子手帳のチェック項目にいいえが並びだしました。

バイバイ、こんにちはなどの身振りをしますか→いいえ

音楽に合わせてからだを楽しそうに動かしますか→いいえ

大人の言う簡単な言葉(おいで、ちょうだいなど)がわかりますか→いいえ

 

そして保健師さんに相談できる日を迎えました。

入室をして順番を待っている間からちょこちょこ保健師さんたちが

はるぽんをなにかと注意して見てくれていました。

 

その上で目が合いづらいこと、物にばかり興味を持つことを相談すると

「人を見ないって言っても気にしてないわけではない。はるぽんくんは気にしてはいる。目を合わせないのも恥ずかしがり屋なのかもしれない。

1歳なりたてで障害がわかるってまったく笑わないとか重度の子とかくらいですよ。

やっぱりまだ判断は出来ないからもう少し様子を見てください。」

ということでした。

そう、保健師さんの様子見ストッパーにまたもや引っ掛かりました。

 

~つづく~

 

今だからわかること

今ならわかるんです。世の中、様子見してて結局なんでもありませんでしたという子の方が圧倒的に多い。

実際に障害がある子って発達障害の診断がおりる子が増えているとはいえ

結局マイノリティ。

だから様子を見てってことになる。

 

それに私が住んでる地域の療育は2歳過ぎからしか入れなかったんです。

(明らかに身体の発達が遅れることがわかっているときはもう少し前から入れることもあるみたいですが…(脳性まひとか染色体異常とか))

そのため早くにわかったところで何もできないし、出来ることって限られている。だったら親には心配せずにいて欲しいが故の様子見ストッパーだったのかなと思います。

 

保健師さんの言葉の訂正

あとこのブログを見てくれている方の中には我が子が自閉症では?と疑っている段階の方もいると思うので保健師さんから言われた言葉で訂正しておきたいことがあります。

 

保健師さんは1歳で障害がわかる子って重度の子くらいと言っていたのですが決してそうとは限らないです。

結局は特性のわかりやすい子が早期に障害があるとわかる(もしくは疑われる)だけ であって

障害があることが疑われる時期や判明する時期と障害の軽重とは関係ありません。

 

早くから疑ったりわかったからといって重度と決まるわけではありません。

 

実際、はるぽんの発達の主治医に

はるぽんの0歳の頃の話をしたときに自閉傾向ありと0歳の時点でわかっただろうと言っていました。

 

ですが医師も自閉傾向ありと判明したからといってその子が傾向あり程度のグレーのまま成長するのか重度までいくのかまではわからないそうです。

はるぽんも早期からわかりやすく特性が出ていたのですが

今は結局一見わからないくらいの軽度の子として成長しています。(ヨクミルトワカルケドネー)

 

なので早期から特性が出ているからといってどう成長するかは未知なので

あまり悲観的にならないでほしいと思うんです。

私もこれからどう成長するのか怖かったです。でも悲観的でいていいことってなかったんですよ… 

 

 

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